6月も終わりに近づき、夏らしい陽気の日が増えてきましたね。
緊急事態宣言解除後、ニュースやネットで「新しいライフスタイル」という単語をよく見かけるようになり、世の中がコロナウイルスの流行を通して様々なライフスタイルを模索する中で、ルームシェアや同棲を考える方が急増しています。
しかし「ルームシェア」と「同棲」の違いや、どんな物件を借りれば良いか迷っている方も多いと思います。そこで今回は賃貸不動産専門の会社ならではの「ルームシェア」と「同棲」についてまとめてみました。
House Agent流 ルームシェア・同棲のススメ
「ルームシェア」と「同棲」の違いとは
「ルームシェア」や「同棲」をするという条件でお部屋を探す場合よく見かける「ルームシェア可」や「二人入居可」等の表記。この二つの主な違いとはなんでしょうか。それは「契約形態」が違うということです。
「同棲」の場合、カップルのうちどちらか一人が代表になり契約を行うことが可能なケースもあります。
これは恋人同士や結婚前の夫婦の同棲は、収入や支出等のいわゆるお財布の管理が一体的になされることが多いことから、同棲カップルのどちらか片方のみが契約者という形です。
この場合「二人入居可」と表記されることが多いです。
一方、「ルームシェア」の場合、金銭管理は住人個々で行うため、ルームシェアを行う方全員がそれぞれ賃貸契約を行う形になることが一般的です。
これが「ルームシェア可」表記物件となります。
しかし結婚していないカップルについてはそれぞれが契約者として賃貸契約を行わなければならない等、大家さんが持つ同棲やルームシェアの定義は様々ですので、あくまでも目安としてみてください。
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「ルームシェア」や「同棲」で部屋を借りる際のポイント
同棲は結婚を視野に入れたカップルが長期で暮らすことを前提に行うもので、ルームシェアは気の合う友人同士がお互いの生活のために一時的に行うものという考え方が一般的かと思います。
「ルームシェア」は比較的近年うまれたライフスタイルですが、マイナスなイメージとして長く住むという保証がないという点があります。また「同棲」もカップルが別れ賃貸契約を解消するケースがあります。
大家さんや不動産会社にとって信頼できる入居者とは、長期の賃貸契約が期待でき支払い能力のある方を指しますので、同棲の場合は結婚前提の同棲であることや支払い能力の証明等の信頼できる根拠、ルームシェアの場合も入居者ごとに支払い能力の証明ができるものを準備した上でお部屋を探すと物件探しがスムーズに進みますよ。
「ルームシェア」や「同棲」のメリット
・家賃負担や生活費が軽くなる
一人で賃貸物件を借りて住む場合、家賃、光熱費、食費など全て一人で支払わなくてはいけないので、最低でも十数万円のお金を支払うことになります。そこで「ルームシェア」や「同棲」が可能な物件で、2DKや2LDK、3DKなど少し広めの部屋を借りて家賃を折半した方が、それぞれが単身用の部屋を借りるより家賃負担が軽くなります。
光熱費もそれぞれが別に住んで支払うよりも二人で住んで折半した方が安くつきます。
食費についても、自炊をする時に一人分の食事を作るのは分量が難しく、ついつい作りすぎてしまったり、逆に食材を使い切れなかったりしてしまいますが、二人分～の分量は意外と作りやすく食材効率が良いです。
家賃だけでなく生活費も節約できるのでとてもお得ですね。
・家事の分担ができる
一人暮らしであれば、炊事、洗濯、掃除、ゴミ出しなど、家事は全て一人でこなさなければいけません。
仕事をしながら家では家事をするというのは、毎日のことになるとつらく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ルームシェア」や「同棲」の場合、家事を分担制、または当番制にすることで、かなり負担が軽くなります。特に「ルームシェア」は数人で当番制にすれば家事の負担がかなり減らせそうですね。
・困ったとき助け合える
一人暮らしで最も心細く感じる時は体調不良の時。「ルームシェア」や「同棲」ですと、看病したり病院に付き添ったりと互いに支え合うことができます。また、「〇日に水道の工事が来るから対応して」とか「宅配便が来るから受け取っておいて」などの日常の頼み事もできます。互いに助け合い不安を解消できるのが「ルームシェア」や「同棲」の一番のメリットかもしれません。
いかがでしたか？互いに助け合う新しいライフスタイルとしてとても魅力的な「ルームシェア」や「同棲」。しかし、他人同士が住むというのは良い点だけでなく問題が起こる可能性もあります。事前によく話し合って一緒に暮らす際のルールを決めること、やむを得ず同居を解消する際は必ず不動産会社や大家さんへの連絡も忘れずに行うようにしましょう。
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